究極の美と強さの象徴「マリア・フェリックス」に学ぶ、一生色褪せない圧倒的な自分軸の作り方
「美しすぎることは、ある種の罪である」 そんな言葉がこれほど似合う女性が、かつてメキシコに存在しました。 マリア・フェリックス(María Félix)。 黄金時代のメキシコ映画界を代表する大女優であり、カルトルエ(Cartier)の伝説的なジュエリーを愛し、ディオールやサンローランを完璧に着こなしたファッションアイコン。そして何より、男性社会の中で「自分自身」であることを貫き通した、最強の自立女性です。 この記事では、マリア・フェリックスがなぜ今もなお世界中のクリエイターや美容愛好家にインスピレーションを与え続けるのか、その波乱万丈な生涯と、彼女が残した「美学」について詳しく解説します。 1. 「ラ・ドーニャ(貴婦人)」と呼ばれた伝説の始まり マリア・フェリックスは、1914年にメキシコのソノラ州に生まれました(※生没年同日という数奇な運命でも知られています)。彼女のキャリアは、スカウトによって唐突に始まりますが、彼女は最初から「ただの綺麗な女優」に収まるつもりはありませんでした。 唯一無二の存在感 :デビュー当時から、彼女は従順な女性像を拒否。スクリーンの中で「男を翻弄し、自らの意志で運命を切り開く強い女性」を演じ続けました。 映画界の女王 :メキシコだけでなく、フランスやイタリアの映画にも出演。ハリウッドからの誘いもありましたが、「最高の役が用意されていない」と断るほど、自分の価値を高く見積もっていました。 彼女の別称である「ラ・ドーニャ(La Doña)」は、代表作『ドーニャ・バルバラ』に由来しますが、それは単なる役名を超え、彼女自身の尊厳を象徴する呼び名となりました。 2. カルティエが愛した「ワニと蛇」のミューズ マリア・フェリックスを語る上で欠かせないのが、超高級ジュエリーブランド「カルティエ」との深い関係です。彼女の審美眼は、ジュエリー界に歴史的な傑作を残しました。 伝説のクロコダイル・ネックレス 1975年、彼女はカルティエのパリ店に、なんと 本物のワニの子供 を連れて現れました。「これと同じものを作って」という驚きのオーダーから生まれたのが、2匹のワニが絡み合う、全身ダイヤモンドとエメラルド、ルビーで覆われたネックレスです。 スネーク・ネックレス 2473個のダイヤモンドを散りばめた、しなやかに動くプラチナ製の蛇のネックレスも有名です。彼女にとっ...